8月7日午前、中国国民党江啟臣主席は高雄に赴き、黄国山支部の青年終身党員の入党・党員証授与式に出席しました。江啟臣主席はあいさつで青年たちに以下のように述べました。

中国国民党に入ることは、即ち、中華民国を守る派に参加することです。 中華民国は中国国民党の中核となる価値観であり、中国国民党の信仰とも言えます。ですから、中国国民党に入ることは中華民国を守ることです。現在、政権を握っている民進党は中華民国を傀儡として利用しているだけで、正式に認めているとは言えません。ですから、中国国民党は野党になってもより大きな責任を負っています。我々の存在そのものが中華民国を守り、革命の精神を継承することです。

中国国民党にとって若い世代の入党は、世代交代でもあり、価値観の伝承でもあり、中国国民党が持続可能な発展をしている証しとも言えます。若者が中国国民党という大家族の一員となり、黄復興支部の下にある黄国山支部の仲間になることを歓迎します。孫文総理の信念を守り、国の根本は国民であるという理念を堅持すれば、必ずや人民の支持と良い評価を得られると信じています。

今日の高雄は土砂降りですが、「雨にも負けず、風にも負けず」は黄復興支部の精神でもあり、中国国民党の精神でもあります。また、今日のこのイベントには、我々にとって重要な意味を持つ「若者」や「終身」、「黄復興」という3つのキーワードが含まれています。昨年の補欠選挙では、多くの草の根党員から「黄復興支部が消えてしまうのではないか」という声が聞かれましたが、現在、多くの若者が終身党員として入党していることは、黄復興支部が消滅してしまうどころか、むしろこれからも強くなっていくことを示す証拠です。黄復興支部の精神は革命の精神です。中国国民党が堅持している不撓不屈の精神とも言えます。

式典前、江主席は次期党主席選(党首選)や台米国防工業会議、中国国民党駐米代表処準備室の設立についてマスコミから取材を受けました。江主席は党主席選について、「党主席選の範囲は全国で、いずれの地方も重要です。普通、すべての立候補者は各地で応援を要請します。一旦、立候補登録したら、休暇を取り、あちこちに支援を求めたり、訪問したりします」と述べました。

党内民主選挙が順調に遂行し、完成されることを望んでいますが、現在、国民の皆様が最も関心を寄せているのはコロナ対策や感染状況、ワクチン調達状況です。 党内民主選挙を実施しても、国民が関心を持っている以下ついては引き続き重視していきます。例えば、全国範囲の防疫作業や現在の感染状況、ワクチン不足の解消、ワクチンの到着状況、経済支援政策、補助金の現金配布あるいは三倍券、五倍券といった振興バウチャー(振興券)を発行し続けるかなどです。

これは野党としての中国国民党が国民のために発言し、国民のために戦い、国民と共に危機に立ち向かう証しです。党内選挙を実施しても、党全体として国民の利益やコロナ対策、いつコロナを乗り越えられるのかを注視していきます。

アメリカに赴き、台米国防工業会議に参加することは、台米国防工業会議は年に一度開催されており、今年は10月10日頃に開催される予定です。先月、米国から招待状を受け取って以来、台湾と米国の交流を通じて、台米関係の重要性を表すにとどまらず、防衛問題や国家安全保障政策についての意見交換を実践することができるよう、代表団の準備を進めてきました。

中国国民党駐米代表処準備室の設立は昨年、江主席が当選して以来、積極的に準備を進めてきましたが、米国でも台湾でもコロナが発生したため、準備作業に支障をきたしました。しかし、我々の代理者は米国側とコミュニケーションし続けています。代表処の設立より、さらに重要なのは台米間で意見交換することや中国国民党の意見がワシントンにとどまらず、国際的に聞かれるようになることです。アメリカに代表処を設立するだけでは、中国国民党の国際社会への発言力を高めることはできません。我々は昨年から国際的な主要メディアや台湾に駐在する国際機関支部・施設と定期的な交流や会合を行い、実質的な交流を実現すると共に中国国民党の声を世界に届けるように求めています。